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【実験】パパ1人に赤ちゃんの世話を半日任せたらどうなるか【子育てコラム】

【実験】パパ1人に赤ちゃんの世話を半日任せたらどうなるか【子育てコラム】

ちょっと昔のことになりますが、KENパパの経験談です。

その日、妻は友人の結婚式で午前中から外出することになりました。

当時、我が子は生後10ヶ月ほど。哺乳瓶を渡せばミルクを1人で飲むことができ、伝え歩きをすることもできるようになっていました。

半日くらいならパパ1人でも大丈夫だろうということで、休日だったKENパパが、1人でお世話をすることになったのです。

「ヤバくなったら電話するけど、まぁ大丈夫だろ。たまには羽根を伸ばしておいで」

そんなカッコつけたセリフで妻を見送ったのが午前9時頃。まだこの時は、後に地獄を見ることを知らなかったのです…。

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パパ1人で大丈夫?赤ちゃんのお世話を1人で頑張ってみた

「目が離せない」とはまさにこのこと!ビックリするほど危ない赤ちゃんの行動力

さて、自分の食事は家にあるもので何とかなる。

ミルクのつくり方だってマスターしている。

唯一心配なのは、うんちの時のオムツ替えくらいだな、なんて能天気に考えていたのが、甘かった。

10ヶ月の赤ちゃんって、ちょっと目を離したすきにすぐどこかへ行ってしまうのです!

まだ伝え歩き程度だったので、危険なところへ行ってしまう心配はなかったのですが、一番怖かったのは「誤飲」でした。

とにかく身の回りにあるもの、なんでも口に入れたくなるようです。

オモチャやガーゼを口に含む程度ならまだしも、携帯のコンセントや丸まったティッシュも平気で咥えます。

タバコなんて間違っても低い位置には置けません。

この頃はあるスマホゲームにハマっていたので、(※参照「【子育てコラム】育児よりゲーム?ダメな夫の典型例」)「嫁さんいないし、ゲームを一気に進めるチャンスだぞ」なんて思っていたのですが、とんでもない!!

ちょっと目を離したすきに色んなものを口に入れてしまうものだから、とてもじゃないけどゲームなんてやっている余裕はありませんでした。

悪戦苦闘!パパの天敵「うんちのオムツ」

さて、やはり戦前の予想通り、一番苦労したのはオムツ替えでした。(※参照「【子育てコラム】なぜ父親はオムツ替えをしてくれないのか?」

当時はもう履かせるパンツタイプになっていたので、以前と比べても作業はうんと楽になっていました。

ただし、それはおしっこの話。うんちが最大の天敵です。

我が家では万が一に備え、床に新聞紙を敷いてオムツ替えをすることになっていました。

その上に子供を寝かせ、ロンパースのパッチンを外していきます。

そして、両サイドからオムツを引きちぎると、大量のうんちがこんにちわ。

愛する我が子ですから、臭いやブツそのものに我慢することはできます。

が、ここでアクシデント発生。気合いを入れてオムツを脱がせたはいいものの、肝心要のおしりふきが手の届くところにありません。

そう、急いでオムツを替えなきゃと焦るばかりに、手元におしりふきを置いておくのを忘れたのです。

段取りの悪い男って、こういうことがよくあるんですよね~。

仕方がないので、茶色く染まったオムツだけをまず丸めて、足を抑えていた左手を一瞬離しておしりふきを取りに行きます。

と、その瞬間…我が子は仰向けからものの見事に反転し、ハイハイであっという間に新聞紙の枠から飛び出しました!

ストーップ!!

大慌てでおしりふきを取りつつ、我が子を抱えて仰向けに戻します。

やれやれ、案の定うんちが足にこびりついてしまったとさ…。

そんなこんなで、戦前に危惧していたオムツ替えとの格闘は、KENパパの完敗という結果で幕を閉じました。やはり普段、うんちを敬遠していたバチが当たったようです。ちーん…。

どうにもならない「ママ、ママ!」の連呼

どうにかこうにか難関だったオムツ替えも突破し、あとは妻の帰りを待つだけ…と思いきや、日が暮れてくるにつれて雲行きが怪しくなってきました。

そう、我が子がグズり出したのです。

最初のうちは、一緒にオモチャで遊んだり、高い高いをしたり、お菓子を与えたり、禁断のYouTubeを見せたりで、なんとかしのいでいたのですが…さすがに限界を迎えたようです。

「ママ、ママ!」と大泣きを始めました。

いくらあやしても効果なし。甘えん坊な我が息子の特性もあったのでしょうが、やはり数時間ママの姿がないだけで、不安を察知するようです。

こういうことは夜中にもよくあって、妻が入浴している間なんかにふと目覚めて「ママ~!!」と号泣し始めると、もう手遅れ。

いくら私があやしても全く効きません。

こうなってしまっては、もはや手の打ちようがありません。

とにかく妻が早く帰ってきてくれることを祈るばかりです。無力、あまりに無力。妻が帰宅するまでの時間が、本当に長く感じました…。

結論:ママの凄さが痛いほどよく分かった1日

そうこうしているうちにほろ酔い状態の妻が帰宅し、長かった1日がようやく終わりました。

当初は「余裕があればメシくらい作っておくわ」なんて軽口を叩いていましたが、そんなことは不可能でした。

もっと育児に真剣なパパさんであれば、こんなことにはならなかったはずです。

わずか半日ですが、赤ちゃんの世話を1人でしてみてわかったことは、「ママは本当に大変だ」ということ。

それ以来、妻に優しくなったのは言うまでもありません。

機会があれば、皆さんのご家庭でも是非「実験」してみてください。

家の中はグチャグチャになりますが、きっと奥さんに対する旦那さんの態度が改まることでしょう。